【特集記事Vol.006】ニューヨーク究極ブランチ特集

ニューヨークの生活にすっかり溶けんでいるブランチ。週末の朝はゆっくり起きてブランチに出かけるのが習慣になっている人も多いはず。ブランチのメニューをだしているレストランもたくさんあるが、今回は地元ニューヨーカーに大人気なブランチレストランを紹介。

NY究極ブランチの王?!「Clinton St. Baking Company(クリントン・ストリート・ベーキング・カンパニー)」

Clinton St. Baking Company

ブランチで有名な「クリントン・ストリート・ベーキング・カンパニー」

ニューヨークブランチと言えばやはりここ「Clinton St. Baking Company(クリントン・ストリート・ベーキング・カンパニー)」。オーナー&シェフのニール氏と元エディターのディーディさん夫婦がローワーイーストサイドのクリントンストリートに2001年にオープン以来、おいしい料理を求めて、足繁く通う常連のニューヨーカーから評判を聞きつけた観光客まで「Clinton St. Baking Company」を訪れる人が絶えない。「新鮮な食材を使いニューヨークで一番美味しいものを作ること」がミッションだというだけあって、どの料理も文句なしに美味しく、一度食べたら病みつきになってしまうほど。店内には32席しかないため1時間待ちは当たり前だが、それでも待って食べる価値があるといっても過言ではない。現においしいブランチを目当てにお店の前には常に人だかりができていて、テイクアウトのコーヒーを飲みながら、自分の席を待つ人も少なくない。

Clinton St. Baking Company(クリントン・ストリート・ベーキング・カンパニー)

クリントン・ストリート・ベーキング・カンパニーの定番メニュー、ブルーベリーパンケーキ

やはりここの一番の人気メニューは何と言ってもオリジナルのパンケーキ。定番はブルーベリーパンケーキだが、オリジナルレシピの温かいメープルバターをたっぷりかけて食べるこのパンケーキは絶品。他のパンケーキでは味わったことがないふわふわとした食感を味わうことができる。パンケーキの上にはたっぷりブルーベリーがのっているが、中にもたくさんブルーベリーが入っていてほんのりとした甘さの中に、ほのかな甘酸っぱさの絶妙なバランスが何とも言えない。ブルーベリーパンケーキの他にもその時によって違う種類のパンケーキがあるが、チェックしたいのが2月にあるパンケーキ月。客の足が遠のくこの寒い季節に美味しいパンケーキを食べてもらおうと始めたもので、定番のブルーベリーパンケーキに加えてバナナパンケーキやココナッツパンケーキ、日本のカボチャを使ったパンプキンパンケーキなど普段はなかなか食べられない種類のパンケーキを試すことができる。もちろんパンケーキ以外にも人気メニューがたくさんあり、オムレツやオリジナルビスケットを使ったエッグベネディクトやワッフルも大人気だ。その他にも手作りワカモレを使ったメキシコの伝統的朝食、Huevos rancheros (ウエボス ランチェロス) も評判で、何人かでいろんな料理をみんなでシェアするのもいいかもしれない。ちなみに人気のブランチメニューは平日でも頼むことができ、スペシャルメニューも日によって若干変わる。お店の入り口にはビスケットやペイストリーなどがあるセクションがあるので持ち帰り用に購入することも可能

Clinton St. Baking Cookbook

Best of NY Times Cookbooks, 2010にも選ばれた「Clinton St. Baking Company」の料理本

また2007年にはアッパーウェストサイドに姉妹店「Community Food & Juice」がオープン。こちらはClinton St. Baking Companyとは少し違う雰囲気で、広々としたスペースになっている。もちろん定番メニューが食べられるが、若干メニューが変わり、アジアンテイストがアクセントとなっているオーガニックフードやベジタリアンのメニューが多いのが特徴。なかなかローワーイーストサイドに行けない人でも同じような料理を楽しむことができる。それでもなかなか行けない人におすすめなのは去年発売されたClinton St. Baking Companyのクックブック。レストランの人気メニューのレシピがそのまま載っているのだ。もちろん完全に同じものを作るのは難しいかもしれないが、お店でしか食べられない料理が自宅で再現できるのは嬉しい。人気のパンケーキからハンバーガーやオムレツの作り方など、ありとあらゆる料理のレシピが美しい写真とともに載っているのでいろいろ作ってみては。

Name Clinton St. Baking Company(クリントン・ストリート・ベーキング・カンパニー)
住所 4 Clinton Street New York, NY 10002
URL http://www.clintonstreetbaking.com/
営業時間 ブレックファースト(月〜金)8am-11:30am ランチ 11:30am – 4pm ディナー 6:00pm – 11pm(日曜日ディナーはクローズ) ブランチ 土:9:00am-4:00pm 日:9:00am-6:00pm
(取材・記事/長尾陽子)

言わずと知れたNYブランチ有名店「Sarabeth’s Kitchen」

言わずと知れたNYブランチ有名店「Sarabeth’s Kitchen」

人気メニュー、サーモンエッグベネディクト

1981年にオーナーのサラベスさんが夫のビルさんとアッパーウエストサイドでこじんまりと開いた自家製ジャムとベーカリーのお店でお客さんたちの熱い要望からブレックファストをサーヴするようになったのがそもそものはじまり。そのおいしい噂は瞬く間にマンハッタン中に広がり、今ではニューヨーク中に7店舗、フロリダに1店舗を構えるまでに広がり、現在も新店舗を計画中という盛況ぶり。ブランチメニューでもとりわけおいしいと評判なのが、スモークサーモンの上にとろっとろのエッグクリームとポーチドエッグが添えられたSalmon Eggs Benedict($17.50)。新鮮なベリーがのったLemon Ricotta Pancakes($15.50)やレーズン、パンプキンシード、サワークリームといただくPumpkin Waffle($15.50)なども見逃せない定番。またここならではのブランチカクテルが、オリジナルのFour flowers juice(オレンジ、パイナップル、バナナ、ザクロのミックス)で作るミモザとPickeld Bloody Mary。そしてお店の元祖であるジャムやケーキ、クッキーなどのデザートはもちろんどれもNYにいるならば一度は食べておきたい。ギフトとしても最適な、ジャムやペストリー、オリジナルティーなどはオンラインでも購入することができるのでとても便利。

Name Sarabeth’s Kitchen(サラベスズ・キッチン)
アッパーウェストサイド店
住所 423 Amsterdam Avenue, New York, NY 10024
TEL 212.496.6280
URL http://www.sarabethswest.com
営業時間 月・土 8:00am-10:30pm 日 8:00am-10:00pm
備考 メニューの値段は店舗ごとに多少異なる
(取材・記事/大川亜弓)

南部料理をメインにしたアメリカンビストロ「Buttermilk Channel」

南部料理をメインにしたアメリカンビストロ「Buttermilk Channel」

マンハッタンからButtermilk Channelのブランチを目当てに来る人も

ブルックリン、キャロルガーデンに2008年11月にオープンしたレストラン「Buttermilk Channel」。ブルックリンとガバナーズアイランドの間にある海峡を意味した可愛らしい名前のこのレストランは、??な雑誌やサイトで紹介されていてニューヨーカーの間では言わずと知れた有名店。フレンチビストロに似たメニューだがアメリカのテクニックと食材を独自にアレンジした南部料理がメインのアメリカンビストロがコンセプト。人気メニューは伝統的なアメリカ南部料理を代表するフライド・チキンやショートリブハッシュ、フレンチトーストなど。たButtermilk Channelのデザートも大人気でグリーンポイントにある人気アイスクリーム店「Van Leeuwen」を使ったデザートや季節のフルーツを使ったタルトなどが人気。週末のブランチ時にはマンハッタンの人気店と引けを取らないほど混むので、早めに行くのがおすすめ。

Name Buttermilk Channel(バターミルク・チャンネル)
住所 524 Court Street Brooklyn, NY 11231
TEL 718.852.8490
URL http://www.buttermilkchannelnyc.com/
営業時間 日〜木 5:00pm-11:00pm 金・土 5:00pm-12:00am ブランチ(土・日)10:00am-3:00pm
(取材・記事/長尾陽子)

戻ってきたくなる味と雰囲気「Popover Cafe」

戻ってきたくなる味と雰囲気「Popover Cafe」

お店の名物「ポップオーバー」はストロベリークリームと一緒に頂く

店名にもなっている卵をたっぷり使った軽焼きパン、ポップオーバーで有名なここはオーナー兼シェフのキャロルさんが居心地の良い空間作りにもこだわって愛情を注ぎ続けて今年で30年目を迎える。地元ニューヨーカーだけでなく海外からの観光客にもたくさんの常連をもち、有名各誌でも様々な賞を受賞している。ダイナミックな見た目が印象的なポップオーバーだが、外はこんがり香ばしく中はしっとりでシュークリームの生地のようなほんのり甘くやさしい味はクセになるおいしさ。単品でも注文することはできるが、ここではパンの代わりにほとんどのメニューでセットとしてついてくるのでいろんな味わい方が楽しめる。人気のブランチメニューは、スライスされたポップオーバーの上にクリーミーなほうれん草とスモークサーモン、ポーチドエッグがのり、とろっとまろやかなオランデーズソースがかかったEgg Popeye($15.25)や、ゴートチーズにワイルドマッシュルーム、ほうれん草のオムレツにポップオーバーがセットでついてくるThe Capricorn($11.95)など。ブランチカクテルには、日本酒が効いた変わり種Tokyo Bay Bloody Maryやミモザなどが?い、生搾りオレンジジュースもかなりオススメ!

Name Popover Cafe(ポップオーバー・カフェ)
住所 551 Amsterdam Avenue, New York, NY 10024
URL http://www.popovercafe.com/
営業時間 月~金 8:00am-10:00pm、土・日 8:30am-10:00pm

旬なフルーツを使ったメニューは特に絶品!「Good Enough to Eat」

旬なフルーツを使ったメニューは特に絶品!「Good Enough to Eat

ワッフルはホームメイドのストロベリーバターと一緒に

アッパーウエストにあるこちらも開店から30周年を迎え、天井からは特大サイズのかわいいカップケーキたちが飾られカントリー調のお洒落な店内はアニバーサリームードー点のGood Enough to Eat。週末のブランチ時には行列必至の人気店で特に人気なのが、季節の新鮮なフルーツをつかったパンケーキ。旬にこだわっているだけに、ストロベリーやブルーベリーは8月いっぱいでメニューから一端なくなってしまうので気になる方はお早めに!また、パンケーキやワッフルについてくるストロベリーバターは毎朝1時間かけて丁寧に作られているホームメイド。苺の味が活きていて、甘すぎず口当たりは軽く本当においしい。ちなみにワッフルは午後4時以降は作っていないそうなので注意。他にはトルティーヤチップの上にパクチーなどの香草、チーズとサワークリーム、スクランブルドエッグがついたMigas($9.00)やコーンビーフハッシュ($11.00)、サラダやサンドイッチなどもオススメ。ブランチスペシャルとブランチカクテルは毎週変わるこだわりよう。ブレックファストとディナーもあり、バーは一日中オープン。そして忘れてはならないのがここのペストリー!定番に加え、毎日必ず1種類は新メニューが並んでいるそう。店頭ではロゴが入ったオリジナルTシャツやマグカップなども売っている。

Name Good Enough to Eat(グッド・イナフ・トゥ・イート)
住所 483 Amsterdam Avenue, New York, NY 10024
TEL 4212.496.0163、212.496.0215
URL http://www.goodenoughtoeat.com/
営業時間 ブレックファースト 月〜金 8:00am-4:00pm ランチ 月 12:00pm-4:00pm 火〜金 11:30am-4:00pm
ブランチ(土・日)  9:00am-4:00pm Between Meals 月〜金 4:00pm-5:30pm
ディナー 月〜木  5:30pm-10:30pm 金・土 5:30pm-11:00pm 日 5:30pm-10:30pm
備考 特定の日以外は予約は受け付けていないので、詳しくはHPを
(取材・記事/大川亜弓)

アメリカンブランチの定番メニュー

オムレツ オムレツといってもお店によってスタイルはそれぞれで何も入っていないオーソドックスなものから、ソーセージやチーズ、トマトなどいろいろ入っているオムレツがある。オムレツを頼むとトーストやハッシュドポテトなどがついてくるところもある。
パンケーキ ブランチメニューの定番中の定番メニュー。お店でだされるパンケーキは大抵3〜4枚重ねになっていて、サイドディッシュはついてこない。もしサラダなどの野菜を取りたい人はサイドディッシュのメニューからオーダーするのがおすすめ。
エッグベネディクト 日本人にはあまり馴染みがないエッグベネディクトだが、ここアメリカではエッグベネディクトがブランチメニューの定番という人も少なくないだろう。エッグベネディクトとは半分にしたイングリッシュマフィンにハムやスモークサーモンの上にポーチドエッグをのせ卵のソースをかけたもの。
バーガー 意外と思う人も多いかもしれないが、ハンバーガーもアメリカの定番ブランチメニューの一つ。普通のビーフのハンバーガーの他にもターキーバーガー、クラブケーキのバーガーなどお店によっていろんな種類のバーガーがある。チーズやベーコンなども好みでトッピングできる。

ブランチ豆知識、英語での卵の調理法

目玉焼き Sunny-side up(サニーサイドアップ)
両面焼き半熟卵 Over easy(オーバー・イージー)
両面を固く焼いた卵 Over-hard egg(オーバー・ハード・エッグ)
両面を中程に焼いた卵 Over-medium egg(オーバー・ミディアム・エッグ)
目玉焼き/卵焼き Fried egg(フライド・エッグ)
スクランブルエッグ(炒り卵) Scrambled egg(スクランブルド・エッグ)
※ 英語も日本語もほとんど同じ
半熟ゆで卵 Poached eggs(ポーチドエッグ)
※ 英語も日本語もほとんど同じ
固ゆで卵 Hard Boiled egg(ハード・ボイルド・エッグ)
ポーチドエッグ(おとし卵) Over-medium egg(オーバー・ミディアム・エッグ)
茶碗蒸し Egg custard(エッグ・カスタード)

スポンサーリンク